2年程前になりますが、第一子となる娘が生まれました。
親になるという感覚がわからなかったので、妊娠がわかったときも、生まれてすぐの間も何だか実感が沸かず、フワフワとしたような気持ちでいたことを覚えています。
今でも掛け替えの無い存在で可愛い娘ですが、名前を決める時にかなり揉めました…。
そんな私の実体験を踏まえて、子供の名前をいつ決めようかと悩んでいる人の参考になれば幸いです。
子供が生まれてから役所に出生届を出すまでの期間は短い
まず、念頭に入れて置かなければいけないことがあります。
それは、役所に出生届を提出しなければならない期間が生まれてから14日以内と非常に短いということです。
提出期限の14日以内というのは、早朝に生まれた場合でも、深夜に生まれた場合でも、生まれた日が1日目とカウントされます。
23時50分頃生まれた場合は、残り13日しかないということです。
※海外で出産をした場合は3ヶ月以内と期限が定められています。
戸籍法第49条
wikipediaより引用
正当な理由がないにもかかわらず、提出期限の14日以内に出生届をしなかった場合は5万円の罰金を支払う可能性もあるので注意が必要です。
子供が生まれてから出生届を出すまでの期間が意外と短いということはよくわかって貰えたと思います。
生まれてからはお互いの両親に報告したり、親戚に報告したりと何だかんだでバタバタするので14日以内はかなり短く感じました。
生まれた子供の顔を見てから名前を決めようと考えている人へ
正直なところ、私は自分に子供が出来るということに現実味を感じられず、何となく子供の顔を見てから決めればいいや~なんて悠長な心構えでいました。
結構そういうタイプの人が多いですから、子供の顔を見れば自然と浮かんでくるのではないかと考えていました。
しかし、実際に生まれたすぐ後の子供の顔を見ても名前なんて浮かんできません!!
全然浮かんできませんからね(笑)
お猿さんみたいだなーくらいしか浮かんできませんでした…。
この時初めて前もって名前を決めておけばよかったなと後悔を感じ始めます。
産後ハイに陥っている妻の説得は困難
マタニティハイという言葉は聞いたことがありますよね?
一般的にも浸透してきている言葉です。
そしてマタニティハイを上回る産後ハイというのがあることをご存知でしょうか?
出産という命をかけた大仕事をこなした後の女性は、その多くが産後ハイに陥ります。
命がけ体験をし、この世で最も愛おしい存在を産み落とした後ですから、色々とテンションがおかしくなりやすいようです。
実は、我が家では名前は決めていなかったのですが、何となくあだ名を作ってお腹の中の赤ちゃんを読んでいました。
そのあだ名の感じを使った名前にしよう程度のことしか決めていなかったのですが、それが間違いのもと…。
産後に名前をどうしようか?と嫁に聞いたところ、返ってきた返事は、、、
「◯◯(あだ名)という呼び名以外の存在に思えないから、名前は◯◯(あだ名)にしたい」
おいおいおい…orz
やべー…どうしよう…という状態でしたね。
幸いな事に嫁の両親は◯◯(あだ名)という名前を受け入れてくれていたので大丈夫だったのですが、問題は我が家…。
お硬い職業だった両親と、厳格な祖母が存命だったため、子供の一生のことなんだからもっと真剣に考えろ!とお叱りを受けました。
日本誰一人いないというわけではありませんが、かなり少数な名前ということもあり、我が家では拒否反応が起きてしまったようです。
父が画数も大事にするタイプだったので余計に揉めました。
14日以内に名前を決めなくては行けないというプレッシャーを感じつつ、嫁の説得を試みましたが涙を流しての拒否…。
キラキラネームでは無いのが幸いでしたが、嫁親の「娘が可哀想だから、娘の気持ちを尊重して欲しい」と言われたことから説得は諦めました。
一瞬頭の中をよぎった離婚の二文字
嫁への説得を諦めましたが、次は私の実家の説得が待っています。
母親はあまり口は出さないタイプですし、何だかんだで父もこちらの判断に任せてくれるタイプなのですが、祖母は気が強く説得は難しいタイプ…。
案の定あれこれと文句を言われました(笑)
最終的には嫁が決めた名前で落ち着いたのですが、離婚という二文字が何度か頭の中をよぎりました。
そんなことで…と思うかもしれませんが、子供の名前を巡って離婚をしている夫婦も少なからず存在しています。
それだけ子供の名前は大きな決め事ということです。
子供は大人のおもちゃではないですからね、変わった名前を付けることは周囲にも迷惑がかかるということは少し念頭においてほしいと思います。
子供の名前を決めるベストなタイミング
それでは、子供の名前を決める最適なタイミングはいつなのか!
それは、、、、お腹の中の子供の性別がわかった段階です!
性別がわかれば、子供の名前は一気に決まりやすくなります。
すぐに完全に決める必要はありませんが、3つ程度まで候補は決めておくべきです。
字画や呼びやすさ、名字と比べて違和感がないか、子供が年をとってもおかしな名前ではないか…名前を決めるうえで考えなければいけないことはたくさんあります。
とことん悩みましょう。
これが夫婦の最初の子育ての共同作業です。
子供の名前は、市役所に一度出してしまえば、その後の変更はほぼ不可能だと思って下さい。
ギリギリまで悩むべきです。
しかし、私のように何も準備をしないでいると非常に面倒な状況になってしまうことがあります。
そうならないためにも、名前の候補を考えておきましょう。
子供の名前は私達親からの一番最初で一番大切なプレゼントです。